昭和38年、創業者の父が立ち上げた丸東商店。私が2代目に就任し、ここまで60余年が経過しました。
ものごごろついたころから、精肉はとても身近で、毎日の食卓にはおいしい肉料理が並んでいました。当たり前のように味わっているこの味を、消費者にも届けたい。そう思い、父の後を継ぐことを早い段階から意識していました。

父は職人気質で寡黙なタイプだから、というわけではありませんが、私は自ら外に修行に出ることを希望し、東京都中央卸売市場食肉市場(芝浦と場)に丸3年、その後、独立系スーパーの精肉担当として勤務しました。牛や豚、鶏をまるまる一頭仕入れ、骨をとる作業から始める個性的なスーパーで、それがウリでもありました。消費者の方々の意見がダイレクトに届くこの仕事は、とても厳しいものでしたが、今の丸東商店の基礎を築く時間だったと感じています。

丸東商店に戻ってからは、創業当時からこだわり続けた「いいものを安く」をテーマに、常にお得意様一人ひとりに真摯に向き合っています。丁寧な仕事をするため、対応できるのは営業所のある大田区を中心とした城南近辺に限らせていただいていますが、「丸東さんにまかせておけば安心」といっていただけるように、日々精進してまいります。

もし、ご予算に合わない場合、ご要望を聞き出した上で代替案をお出ししています。加工においても、どうすれば調理する方をサポートできるかを考え、お届け時の状態・形状をご提案することもできますので、まずはお気軽にご相談ください。

代表取締役社長　伊東 伸之